EXHIBITION 展覧会
過去の展覧会
2024年度
特別展
空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン
2025年1月11日(土曜日)~3月23日(日曜日)
ベルギーを代表するアーティストの一人、ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)。アメリカの『ザ・ニューヨーカー』『タイム』など、有名雑誌の表紙に挿絵が掲載されたことをきっかけに、多彩な才能を発揮し、世界中へ羽ばたいていきます。
柔らかな色彩でえがき出される詩情豊かな世界。しかし、美しい景色に惹かれてよく見てみると、環境破壊や人権など、現実に残る問題を目の当たりにすることになります。フォロンは、やさしく、そして厳しく、この世界と向き合うためのメッセージを残しているのです。
本展では、日本で30年ぶりに、ドローイング・水彩画・ポスター・彫刻・写真・オブジェ・アニメーションなど約230点の作品を一挙に紹介します。自らを「AGENCE DE VOYAGES IMAGINAIRES(空想旅行エージェンシー)」と名乗っていたフォロン。彼が作品にうつした謎やメッセージを探しに、空想の旅に出かけてみませんか?

特別展「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」
公式サイト(外部リンク)
民藝 MINGEI-美は暮らしのなかにある
2024年10月5日(土曜日)~12月22日(日曜日)
約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつあります。本展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示します。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介します。
さらには、2022年夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Artディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつとなるでしょう。
柳が説いた生活のなかの美、民藝とは何か─そのひろがりと今、そしてこれからを展望する展覧会です。

生誕130年記念 北川民次展―メキシコから日本へ
2024年6月29日(土曜日)~9月8日(日曜日)
メキシコで画家・美術教育者として活動した北川⺠次(1894-1989)。
⽇本へ帰国後は、東京や愛知を拠点に洋画壇で活躍し、⼦どもの美術教育や壁画制作にも挑みました。約30 年ぶりの回顧展となる本展では、北川がメキシコ時代に交流した作家や美術運動との関わりも視野に⼊れながら、彼がメキシコで学び⽇本へ帰国後も貫いてきた芸術への信念を再考します。
また本展では、北川の美術教育者としての側⾯にも注⽬します。北川はメキシコで野外美術学校の教師を務めた経験を活かして⽇本で児童美術学校を主宰し、美術批評家の久保貞次郎らの協⼒を得て絵本制作を⾏うなど、創造性をもった⼈間づくりを⽬指す美術教育に携わりました。現代でもなお⽰唆に富む⾰新的な⽅針やその⼿法を、⽣徒の作品や当時の資料とともに紹介します。
絵画作品約70 点を含む約180 点の作品と資料によって、洋画家・壁画家・絵本制作者・美術教育者など多彩な側⾯をもつ北川⺠次の魅⼒に迫ります。

𠮷本作次 絵画の道行き
2024年4月6日(土曜日)~6月9日(日曜日)
1980年代、美術の分野において、空間を演出するインスタレーションという展示形式が隆盛していく中、大画面に「物語」を紡ぐ具象絵画の一群が現れました。「絵画の復権」を強く印象づけた国際的な動向でもある“ニュー・ペインティング”の流れに乗り、名古屋において鮮烈なデヴューを果たしたのが画家・𠮷本作次(1959年、岐阜県生まれ)です。うねりを伴う力強いストローク(筆触)と重厚な質感、それとは対照的なグラフィカルなイメージや浮遊するような形態が展開する大画面の作品で注目を集めました。
1990年代以降は、新たな表現の模索のためドローイングを繰り返し、中国絵画の筆法から「線」の要素を取り入れていきます。またルネサンス以降のヨーロッパ絵画の主題と構図に着目し、静けさとダイナミズムを併せ持つ表現と寓話的画題へ変貌を遂げました。2005年からは名古屋芸術大学教授を務め、絵画論の講義を担当するなど、理論と実技指導の両面から後進の育成にあたっています。
本展では、絵画、ドローイングあわせて約200点の作品を通して、1980年代以降の日本の現代美術における絵画の展開を知る上でも欠くことのできない存在である画家の独自の「道行き」を紹介します。

特集
西方寺所蔵 棟方志功襖絵
2024年10月5日(土曜日)~12月22日(日曜日)
棟方志功は昭和11年(1936)に柳宗悦と出会い、以降柳を生涯の師として仰ぎました。愛知県清須市西枇杷島町小田井にある西方寺には、戦後間もない昭和21年(1946)に棟方志功が描いた襖絵が残されています。これは、柳と共に民藝運動に取り組んだ水谷良一が西方寺の檀家であった縁によるものです。今回の特集では、当館寄託の西方寺襖絵を全点展示します。
